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早期強度発現型裏込め注入材(シールド用)

技術情報

早期強度発現型裏込め注入材(シールド用)

TAC技術情報 B-015001

早期に強度を発現し地山を保持(シールド用)
概  要
 裏込め注入工は、シールド掘進時に発生するテールボイドをすみやかに充填して地山の緩みと沈下を防ぐとともにセグメントリングの早期安定やトンネルの蛇行防止等の目的で行います。
 二液性可塑状型裏込め注入材の標準的な材齢1時間の一軸圧縮強度は、一般部でσ=0.03~0.05N/mm2、急曲線部でσ=0.1~0.2N/mm2ですが重要構造物への近接や超軟弱地盤等での裏込め注入材には早期強度を重要視する傾向があります。
 裏込め注入材がシールド通過後、早期に周辺地盤以上に強度を発現すれば、より確実に地山の保持が可能です。例えば一軸圧縮強さが0.5N/mm2以上であれば、N値30超の洪積粘性土に相当します。
 NEO-TAC工法の早期強度発現型の配合と性状例を以下に示します。
【西日本配合】
早期強度発現型裏込め材1m3当り配合例
配合ケース A液 B液
硬化材 助材 起泡剤 安定剤 空気 塑強調整剤
タックメント TAC-α TAC-2号 TAC-Re 清水 空気量 TAC-3G
①300-80配合 300kg 30kg 0.5kg 3.0kg 672L 138L 80L
②300-90配合 300kg 30kg 0.5kg 3.0kg 664L 137L 90L
③500-100配合 500kg 30kg 1.0kg 5.0kg 590L 135L 100L
配合別性状例
試験項目 ①300-80配合 ②300-90配合 ③500-100配合
A液比重 規格値 1.09±0.10 1.10±0.10 1.25±0.10
A液フロー値 測定値 390×390 380×380 330×330
規格値 300~500mm
ゲルタイム 測定値 15.7 17.1 8.0
規格値 20秒以内
一軸圧縮強度 1時間 測定値 0.36~0.39 0.57~0.61 1.12~1.20
規格値 0.3 N/mm2以上 0.5 N/mm2以上 1.0 N/mm2以上
28日 測定値 3.2~3.5 4.2~4.6 5.3~5.5
規格値 3.0 N/mm2以上 4.0 N/mm2以上 5.0 N/mm2以上
【東日本配合】
早期強度発現型裏込め材1m3当り配合例
配合ケース A液 B液
硬化材 助材 起泡剤 安定剤 空気 塑強調整剤
タックメント TAC-α TAC-2号 TAC-Re 清水 空気量 TAC-3G
300-80配合 300kg 20kg 0.5kg 3.0kg 677L 138L 80L
300-90配合 300kg 20kg 0.5kg 3.0kg 668L 137L 90L
500-100配合 500kg 20kg 1.0kg 5.0kg 594L 135L 100L
配合別性状例
試験項目 ①300-80配合 ②300-90配合 ③500-100配合
A液比重 規格値 1.09±0.10 1.09±0.10 1.24±0.10
A液フロー値 測定値 390×390 380×380 330×330
規格値 300~500mm
ゲルタイム 測定値 15.7 17.1 8.0
規格値 20秒以内
一軸圧縮強度 1時間 測定値 0.36~0.39 0.57~0.61 1.12~1.20
規格値 0.3 N/mm2以上 0.5 N/mm2以上 1.0 N/mm2以上
28日 測定値 3.2~3.5 4.2~4.6 5.3~5.5
規格値 3.0 N/mm2以上 4.0 N/mm2以上 5.0 N/mm2以上
お客様メリット
  1. 1時間0.3N/mm2以上の設定強度でも、配管圧送時の材料分離抵抗性、注入中の充填性、注入後の早期強度発現性に優れており、様々な施工条件に応じた配合の選択が可能です。 技術情報一覧へ
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