技術情報
含水比・粒度試験の工夫
TAC技術情報 A-024003
掘削土砂の含水比と粒度特性を素早く把握
概 要
泥土圧シールドでは、チャンバー内を泥土化した掘削土で充満させ、切羽において圧力を保持し安定性を維持するように、掘削土の塑性流動性と止水性を確保することや、チャンバー内やカッターヘッドへの付着を防止することが重要である。このためには、地質や地下水の状況に応じた鉱物系、界面活性剤系、高吸水性樹脂系、水溶性高分子系等の適切な添加材やそれらを組み合わせたものをチャンバー内土砂に混合撹拌して所定の性状を満足するよう、掘削中も含めて調整・管理を行うことが必要である。この際、土質試験結果等を踏まえた添加材の選定や、事前配合試験等により添加材の配合及び量の設定を行い、地盤に適した添加材であるかを確認することが必要である。1)
本技術情報は、工事現場で実施する際の土質試験(含水比・粒度試験)について、素早く実施するための要領手順書です。
お客様のメリット
- 従来の含水比・粒度試験の2mmふるいによる分割や水洗い工程の一部を合理化することで、工事現場で、素早く土質特性を把握することができます。
- 土質に適した掘削添加材を選定することに役立てることができます。