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事業紹介 残土・汚泥処理

土質・施工条件・最終処分場の条件に応じた固化材料でリサイクルと環境保護の推進に貢献します。

残土固化材料

泥土圧シールド工事で発生する掘削残土は泥状を呈しているため、産業廃棄物(建設汚泥)として処理されます。しかし近年、最終処分場の不足問題が顕在化しており、また環境負荷の軽減等からも、建設リサイクルの推進が求められています。
泥土の固化にあたっては、土質条件・施工条件・処分地の条件等を考慮し、高分子系・セメント系・石灰系等の材料が、単独あるいは併用して用いられます。
掘削残土の含水比によって使用量は異なりますが、概ね高分子系で1m³あたり2~5kg、無機系で30~50kg程度必要です。
高分子系固化材は中性で即効性があるため、添加後数秒で改良効果が得られ、泥土の運搬には最適です。
しかし、石灰系やセメント系固化材料のように土中の水分と反応して脱水するのではなく、吸水凝集作用によって粒子構造を変化させるため、含水比は変化しません。従って、強度を要する埋立等の場合は、石灰系やセメント系固化材との併用が必要となります。

残土固化材一覧
種別商品名真比重
(嵩比重)
水素イオン指数[pH]主成分特徴
高分子系TACギャザー
(液体)
1.057.0~8.0
(0.5%溶液)
アクリル酸系
ポリマー
電気的な粘着力を持つ有機系高分子で、土粒子を団粒化させる。シールド掘削残土の改質剤用に開発。
TGロック
(粉体)
(0.8~1.0)8.0~9.0
(0.2%溶液)
アクリル酸系
ポリマー
一般的な凝集系固化材
TGロック-P
(粉体)
(0.8~1.0)8.0~9.0
(0.2%溶液)
吸水系固化材。砂礫土に効果的である。
TGロック-L
(液体)
1.0±0.17.5~8.5
(0.2%溶液)
TGロックをエマルジョン(乳濁液)にした製品。粉体製品に比べて、施工性と反応性を向上。
ハイブリッド
ポリマーα(液体)
1.0~1.18.0~9.0
(0.2%溶液)
高性能液体型で粉塵がなく、作業環境に優れる。
無機系タフロックTL-3E2.70~3.30セメント・ポゾラン
材料
水和反応により土粒子を団粒化させて、ポゾラン反応で安定化させる。土質に適応した六価クロム溶出低減型である。
●残土固化材の添加前および添加後の性状
[添加前]
[添加後]
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