【硬化しない充填材】クレーショックは、新しい用途に広がっています。
クレーショックとは
クレーショックは、クレーサンドTAC‐β(βⅡ)溶液と特殊水ガラスTAC‐3Gを比例混合させることで生成される、300〜500dPa・s程度の高粘性な可塑状充填材です。
クレーショックには以下のような特徴があります。
●充填材は流動性があり、加圧注入することで余掘り部地盤に対する充密性がよい。
●粘性が高く、間隙の大きな地盤においても十分な目詰め効果があり、余掘り部の安定性が高い。
●余掘り部に充填させることで、裏込め注入材のシールド機への回り込みが発生しない。
●地山に比べると粘着力、せん断抵抗力が小さく、シールド機外周部の摩擦抵抗力低減効果がある。
使用材料
<クレーショック配合例>1.05㎥当たり
TAC-β使用配合
A液(1㎡) | B液 | |
クレーサンド | 水 | 特殊水ガラス |
TAC-β | TAC-3G | |
520kg(495kg) | 800L(762L) | 50L(48L) |
TAC-βⅡ使用配合
A液(1㎡) | B液 | |
クレーサンド | 水 | 特殊水ガラス |
TAC-βⅡ | TAC-3G | |
384kg(366kg) | 853L(812L) | 50L(48L) |
※( )内はクレーショック1.0㎥当たり配合
クレーショックの粘性(ビスコテスター使用 清水の粘性:1cp=0.01dPa・s)
クレーショック粘性測定例(TAC-β使用)
粘性単位【dPa・s】
クレーショック粘性測定例(TAC-βⅡ使用)
粘性単位【dPa・s】